これまでのキャリア
大学卒業後、塾講師として2年間勤務。その後、たくみ法律事務所へ入所。

事務という立場でも、お客様に感動を与えることができる

──どのようなお仕事をされていますか?

弁護士の交通事故案件に関する業務全般をサポートするお仕事です。

交通事故案件に関する事務的な業務に加え、お客様との連絡窓口としての役割、弁護士がそれぞれの案件について検討しやすいよう、第一案を作成するのも私の仕事です。

弁護士と事務の2人1組でひとつの案件を進めていくので、早期解決に向けて迅速に対応することに加え、ひとつひとつの業務に対する丁寧さ、報告・連絡・相談の正確さも求められます。

また、弁護士が、弁護士にしかできない業務に集中するため、広く臨機応変に対応する力も求められます。

弁護士にしかできない業務は裁判に出ることや、口頭で交渉をすることなど、それほど多くはありません。

それ以外のことは事務でもできる仕事だと思い、何でも挑戦することを意識しています。

判例や文献を読んで、弁護士が交渉する材料探しをするのも私の仕事です。

難しい仕事に行き詰まったときは弁護士が直接教えてくれます。

お客様対応の仕方から専門知識のつけかたまで、日々勉強になることがたくさんあります。

──うれしかったことにまつわるエピソードを教えてください

案件が解決したお客様から名指しで感謝のお言葉をいただけたときです。

法律事務所に依頼されるお客様は、弁護士に依頼しているのであって私達事務に依頼されているわけではありません。

実際に損害賠償に関する金額交渉を行い、お客様が受け取られる金額が大きくなるよう尽力しているのは弁護士です。

しかし、事務という立場でもお客様に感動を与えることはできます。

忙しい弁護士にかわり、お客様の安心のために定期的に連絡を取ること、お客様の不安を取り除くために疑問・質問をお受けし、丁寧にお答えすること、お客様とのお話の中から弁護士に対する要望を汲み取り、弁護士へ伝えることなどを繰り返すことで、お客様と事務との間にも信頼関係を築くことができます。

そうしたことを心がけた結果、「先生とあなたに担当してもらえてよかった。ありがとう」というお言葉をいただくことができました。

専門知識をつけ、業務の幅を広げて弁護士の助けとなり、弁護士から褒めてもらえることももちろん嬉しいのですが、すべての業務はお客様のために行っていることなので、お客様自身からありがたいお言葉をいただけることが、なによりのやりがいです。

一緒に働きたいと思える人と出会えるかどうかが一番のポイントだと思います

──たくみ法律事務所を選んだ理由を教えてください

交通事故という強みをさらに伸ばしており、事務員にも弁護士に近い仕事を任せてもらえるからです。

私が大学生のとき、弁護士になっても自分の専門分野を見つけ、他の弁護士との違いをつくっていかないと、弁護士として成功することは難しい、と聞いていました。

それぞれの法律事務所にはそれぞれ一番力を入れている分野がありますが、ここでは交通事故にもっとも注力していて、九州最大級になるまでに力を伸ばしているということを知りました。

成長の勢いがとてもあるこの事務所なら、学べる事が沢山ありそうだと思ったことが、この事務所を選んだ大きな理由です。

内定が決まったあとはアルバイトとして月2回出社していました。

前職との掛け持ちだったため、前職が休みの月曜日しか出社できませんでしたが、毎週だと大変だからと隔週での出勤ということで、考慮してくださいました。

アルバイト中から一般的な事務職として行う単純な書類作成、発送のみでなく、法律の知識を使っての慰謝料の計算、事故態様から推測される過失割合の検討、訴状の作成など、弁護士が行う仕事に近い仕事まで教わりました。

今は交通事故を専門にする弁護士の担当事務として日々さらに新しいことを学んでいます。

──就職活動へのアドバイスをお願いします

一緒に働きたいと思える人と出会えるかどうかが一番のポイントだと思います。

周りに相談しやすそうな環境か、尊敬できる人がいるか、ということを知るために、積極的に会社説明会や先輩社員との座談会に参加することをおすすめします。

自分がいいなと思った人は相手も自分の事をいいなと思ってくれているものです。

一生懸命自分を良く見せようとする必要はありません。

これから何年も一緒に働いていく仲間になるのですから、素の自分を好きになってくれる人・会社を探しましょう。