これまでのキャリア
大学卒業後、一般企業で約10年間、企業法務やコンプライアンスに関する業務に携わる。
結婚、出産を経て、パート社員としてたくみ法律事務所に入所。

たくみ法律事務所は、個人の事情に合わせ業務配分や勤務体系も融通を利かせてもらえる

──入所のきっかけを教えて下さい

私には二人の子供がいますが、上の子供が小学校に入学したタイミングで、もう一度法律に携わる仕事がしたい、との想いから法律事務所で働くことを考えました。

しかし実際には、家事・育児との両立ができるだろうかという不安もあり、まずはパートという立場で勤務を始めました。

最初は交通事故案件業務のお手伝い等から始め、だんだんと担当も任せてもらえるようになりました。

たくみ法律事務所は、個人の事情に合わせ業務配分や勤務体系も融通を利かせてもらえるため、業務にも慣れ、下の子供が小学校に入学したタイミングで、正式に社員として入所いたしました。

──日々どんな仕事をしていますか?

主に、交通事故分野の案件を担当しています。

保険会社や依頼者の方へ送る文書やメール草案を作成したり、弁護士の指示を電話で伝達したり、必要な資料を揃える等々、弁護士が事件を解決するために必要となるサポートをしています。

また、法律事務所の仕事というと、書類作成のイメージが強いかと思いますが、依頼者の方の通院の記録等から、相手方へ請求する損害額を算出したり、弁護士報酬を計算したりと、実は数学的な要素の業務も多いのです。

弁護士は多くの案件を同時並行で処理しているため、各案件に1人ついている担当事務がしっかりと進捗を管理し、必要な手続きの漏れや遅れが生じないよう、気を付けています。

その他、お受けしたご相談の内容や件数を分析し、そこから見えてくる課題や業務の効率化等を検討する所内プロジェクトチームに参加し、会議で決まった内容を事務所内に周知する業務も行っています。

また、社会人としてのこれまでの経験を活かし、業務にあたる姿勢等について事務所メンバーを指導したり、メンバーからの意見を吸い上げる役割も任されています。

打ち合わせ風景

弁護士から任せてもらえる業務が少しずつ広がることで、自分の成長も感じられ、また頑張ろうという活力に繋がる

──仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

時短勤務で時間に限りがあるため、業務効率と優先順位を特に意識して業務にあたっています。

その日のうちにやらなくてはならない仕事を、全て対応しきれることが理想ですが、現実はそうもいきません。

その日のうちに絶対にやらなければならない仕事は何なのかを見極め、それらの業務を効率よくスピーディにこなすよう心掛けています。

また、弁護士が相手方との交渉や過失割合検討、訴訟準備等に時間を有効につかえるよう、それ以外の業務は積極的に引き受けるようにしています。

弁護士から任せてもらえる業務が少しずつ広がることで、自分の成長も感じられ、また頑張ろうという活力に繋がっています。

なにより、交通事故に遭われて苦しまれている依頼者の方にとって、スムーズに事件が解決することで、少しでも気持ちが軽くなるのではないかと信じて、日々業務に当たっています。

──これまで苦労したことと、これからの目標を教えてください

以前法律に関する業務に携わっていたとはいえ、扱う法律も全く違う交通事故という分野は全くの未知の領域であり、もともと自動車や保険に興味があったわけでもなかったので、最初は耳にする言葉一つ一つが呪文のように聞こえるほどでした。

しかし、先輩事務の方々から丁寧に業務の基礎から教えていただき、仕事に慣れていくことができました。

今後は、交通事故やそれ以外の分野でも、まだまだ経験できていない範囲の仕事にも挑戦していきたいと思っています。

さらには、過去の経験を活かして、たくみ法律事務所が交通事故と併せて注力している企業法務の分野でも活躍していければと考えています。